物の価格が需給バランスで決まるのと同様にFXも需給によって相場は動きます。その需給を決定するのは国際収支です。

FXファンダメンタルズ入門講座

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FX相場を決定する需給関係

物の売り買いには必ず需要と供給の関係があり、この需給関係によって価格が決まるというのは当然のこととして理解できると思います。
これは物に限った話ではなく、FXにおいても言えることです。
つまり通貨を売りたい、あるいは買いたいという需給関係によって相場は形成されているのです。
では、FX相場を決定する需給関係とは何なのでしょう。
答えは「国際収支」であると言えます。
相場の動きは短期的な投機筋などの影響で大きく変化することもありますが、長期的な視野に立てば国際収支によって長期トレンドが決定されると言われています。
国際収支というのは、貿易による収支だけではなく資本取引や一般の人が海外旅行に行った際に支出するものなど全ての収支を含んで考えます。
日本は国際収支において大幅な黒字国でした。
輸出がメインとなる日本の場合、海外へ輸出した商品の代金は外貨で受け取ることになります。
そしてその外貨は市場で日本円に換金することになります。
つまり大幅な貿易黒字である日本では円が需要超過になるため、円高になってしまうのです。
しかし、極度な円高進行によって自動車や電機など多くの産業が国内から海外へと生産拠点を移していったことによって最近は貿易収支の黒字幅が小さくなったり、赤字になったりしています。
この傾向がより顕著になれば、長期的には現在とは一転して円安になる可能性も高いと言えるのです。
普段何気なく見ている新聞の見出し文字も、長期的には大きなトレンドを判断する材料となっていることを知っておきましょう。