財政収支とは政府の収入と支出の差のことです。財政収支の悪化はその国の通貨によっては弱い材料となります。

FXファンダメンタルズ入門講座

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国の家計簿

ファンダメンタルズ分析にとって「財政収支」は非常に重要な要素となります。
財政収支とは、簡単に言えば国の家計簿の状況を意味していて、つまり収入と支出の差がどれくらいかということです。
ギリシャ危機に端を発するユーロ問題は、まさにこの財政収支の悪化が大きな要因です。
政府の収入は税収が柱となりますが、景気が悪くなれば税収は減少してしまいます。
しかし社会保障などの支出は減るどころか増える一方となりますし、公共事業などの支出を減らせば更に景気が落ち込んでしまいます。
景気対策のための事業をするには当然お金が必要となりますが、収入が足りない分を国債で穴埋めすることとなります。
国債は借金ですので、利息を支払わなければなりませんし、期間がくれば元本を返済しなければなりません。
しかし、財政収支が悪化してしまいこの国債の借金すら返すことができなくなってしまったのがギリシャというわけです。
金融機関の債務免除やユーロ圏の国の協力によってデフォルトは回避できたものの、まだまだ安心できる状態とは言えません。
またギリシャだけではなく、スペインやイタリアなど「第二のギリシャ危機」となり得る国は多数あり、ユーロ安の要因となっているのです。
財政赤字の国の通貨はFX相場においては弱い材料となります。
では、日本の場合はどうでしょう。
日本は膨大な財政赤字を抱える国ですので、本来なら大幅に円が売られてもおかしくありませんが逆に円高となっています。
これにはその他の様々な要因が複雑に関係していますが、日本の国債に対する信用が一気に下落した場合には劇的な円安が進行する可能性もあるのです。

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