地政学的リスクとは、テロや国同士の紛争などによって市場が影響を受けるリスクのことを言います。

FXファンダメンタルズ入門講座

FXファンダメンタルズ入門講座

地政学的リスクについて

最近はあまり使われなくなってきましたが、FX相場に影響を与えるファンダメンタルズ要因の一つとして「地政学的リスク」というものがあります。
地政学というのは、元々は地理的な条件によって政治や経済が受ける影響を研究する学問のことでしたが、2002年にFRB議長が使用したことをキッカケにして株やFXなどでも見聞きするようになったのです。
2002年当時FRB議長だったグリーンスパンは、イラクへの軍事攻撃が起こった際に、市場に影響を与えるリスクがるという意味で「地政学的リスク」という言葉を使いました。
その後は「テロ」に対する脅威という関係でも使われるようになり、実際に過激派によるテロが発生した際には「地政学的リスクからドル安、リスク回避の円高が進行」などといったFXの解説記事をよく目にしました。
地政学的リスクはアメリカ対イスラム過激派に限ったことではありません。
最近の日本で言えば、北朝鮮のミサイル発射問題なども「地政学的リスク」として記事になりました。
また今後は領土問題に端を発した対中国や対韓国についても「地政学的リスク」と捉えられる結果に発展してしまう可能性もあります。
日本と中国の間で戦争が起こることなどあり得ないと考える人がほとんどでしょうが、尖閣諸島周辺で軍事衝突が起こる可能性は否定できません。
そうした場合には間違いなく「地政学的リスク」として為替市場に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。
一般的には「有事のドル買い」と言われていますが、ドル以外の外貨に対しては円が買われるケースも増えています。
地政学的リスクも、日本が当事者になるかどうかによって円の動向は大きく変わるでしょう。